一度行ったところでも、たまに再訪すると新たな発見があるものです。今回の件は、肝心な見所をスルーしていた私が間抜けだっただけなのですが。
大船渡線の撮影に行ったついでに、陸中松川駅に立ち寄りました。ここには結構立派な駅舎があったはずなのに、いつの間にか小さな待合室がポツンと建っているだけになっていました。
まぁせっかく来たことだし、ということで、石灰工場の見学をさせていただくことにしました。
10年前に訪問したときは一人で工場に入ったのですが、今回は先着の家族連れと施設の人が一緒です。写真撮影について係の人に確認するとOKとのことでした（一応、場内には撮影禁止の掲示がありますので注意）。
工場の奥に明かりが点った場所があり、見学の一行はそこへ向かいます。
ここに坑道があったとは、前回の訪問時はまったく気付きませんでした。
素堀の坑道にはちゃんとトロッコのレールが残されています。
分岐もありました。坑内に目立つ展示物は無いものの、なかなか雰囲気があっていいですね。
直進する坑道には線路が続いています。このままずっと奥まで進めそうでしたが、明かりが途切れたところで引き返しました。
坑道の入口付近で見かけたトロッコです。古代遺跡の出土品のようだなぁ、と思いながら写真を撮りました。
それにしても、フラッシュを焚かずに手持ちでこんな写真が撮れるようになるとは、10年間の機材の進歩はすごいものがありますね。
工場を出たところにもトロッコの展示があります。ずっと追加しそこねていたのでここに載せておきます。