越戸のレール

ここもネタ元は『BEST・トロッコ』（企画室ネコ刊）です。将来模型を作る際の資料にしようと購入した本ですが、あちこち持ち歩いたせいでもうボロボロです。大変お世話になりました。
で、本題の越戸のトロッコですが、かつてワイヤー牽引の木造トロッコが粘土を運んでいたそうです。1990年頃、愛知県出身の友人がここを訪れ、写真を撮ってきました。私はそれを見て、「んじゃ自分は行かなくてもイイや」とほったらかしにしているうちに廃止になっていました。松本建設にも行きたかったなぁ。
ここでご覧いただく写真は、所用で岐阜を訪れたついでに大急ぎで往復してきたときのものです。現在は社名が変わっていたと記憶していますが、メモし忘れたので昔の社名で表記します。

追記（2003年9月）
トロッコ現役時代の貴重な写真を多数掲載されておりますWebサイト、「産業用軌道を訪ねて」の管理人様よりお知らせを頂きました。現在の社名は上善株式会社といい、もうじきこの会社も精算されてしまうとのことです。

駅を降り、工場（というか資材置き場？）の事務所でトロッコについて尋ねてみると、トロッコは無くなったがレールが少しだけ残っているということで、案内して下さいました。
なにやら光るものが見えてきましたよ。

レールとご対面。このへろへろ具合がたまりません。

反対側から。
残ったレールはこれだけ。ウインチも撤去されてました。

レールの途切れた先は、空き地と住宅地になってます。

お礼を申し上げて早々に引き上げ、住宅地に回ります。
この辺りは宅地開発が進み、廃線跡はまったく見当が付きません。

駅のホームからもレールを拝むことができます。

おまけは東海道本線の車内から。
清洲の西側で見かけました。モーターカーの廃車体でしょうか。

追加（2009年10月）
7年振りに当地に立ち寄りました。越戸駅で入場券を買い、ホームに上がってみると…